美肌作りに役立つ成分として名高い、ビタミンCとレチノール。
どちらの成分も、配合している化粧品は数多く存在していますが、インターネットやSNSの美容情報の中には、ビタミンCとレチノールの併用に注意を促しているものもあります。
それはどういうことなのでしょうか。
ビタミンCとレチノールのそれぞれの働き
ビタミンC、レチノールそれぞれの、肌に関わる部分での働きは、以下のようになります。
ビタミンC
- 肌のリズムを整える(ターンオーバー正常化)
- 日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ
- 皮脂のバランスを整える
- お肌を引き締める
レチノール
ビタミンC、レチノールをそれぞれ別の化粧品を使う形で併用する際の注意点
ビタミンCは水溶性、レチノールは脂溶性のため、水溶性のビタミンCを先につけ、その後にレチノールをつけるほうが効果的です。
ビタミンC、レチノールともに、高濃度の化粧品を使う場合は、まずは肌の状態を見ながら、併用して問題がないか確かめながら使用するようにしましょう。
レチノール配合の化粧品をつけて日光を浴びる際には、日焼け止めをお忘れなく。
ビタミンCとレチノールの併用がNGという情報の内容
なお、ネット上では、「ビタミンCの適正なpHと、ビタミンAの一種であるレチノールの適正なpHが異なるため、併用すると効果が薄まってしまう」という情報も目にしますが、信用に足りる科学的な根拠まで記載されている情報は見当たりませんでした。
ビタミンC、レチノールの両方を含む化粧品を使う形で併用する際の注意点
一般的に、両方の成分が配合されている化粧品では、肌の刺激になりにくく、それぞれの成分の効果が減少しないように配慮されたうえで配合されているので、心配はいりません。